慶尚北道知事らが竹島に無許可で彫刻などを設置 李大統領の上陸で発覚

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韓国が実効支配を続ける竹島(韓国名・独島)が、気がつけば違法な彫刻や建造物が立ち並ぶ場所となっていたようだ。

韓国文化財庁は24日、慶尚北道地方警察庁に竹島に違法な建造物を設置した容疑で、キム・クァンヨン慶尚北道知事とチェ・スイル鬱陵島郡主を告発したことを明らかにした。

警察が伝えたところによると、キム知事とチェ郡主は韓国で天然記念物に指定されている竹島に、文化財庁から許可を受けた国旗掲揚台の設置作業の際に、許可を受けていない慶尚北道や鬱陵軍の旗、太極模様のタイル、虎の彫刻、キム知事名義の石碑なども無断で設置した。

キム知事とチェ郡主は、国旗掲揚台以外の建造物の設置が違法であることを認識しており、文化財庁に対し、国旗掲揚台だけを設置したように見せかける虚偽の報告を行っていた。

韓国の現行の保護法では、天然記念物に指定されている竹島に違法な建造物を設置した場合、5年以下の懲役または5000万ウォン(約350万円)以下の罰金に科すると記されていという。

韓国の警察は、文化財庁による告発を受けて、同庁の関係者から話しを聞いた後、キム知事やチェ郡主を始めとする同問題に関わった公務員らに違法な建造物を設置した経緯について調査する方針。

これまで慶尚北道と鬱陵郡は、違法な建造物の設置を外部に知らせずにいたが、8月の李明博大統領による突然の竹島上陸により発覚した。

参照:Nocut news
参照:毎日新聞(韓国)

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