うわさ:4.1インチ iPod touch の部品流出、iPhone 5 も縦長ディスプレイ採用?

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近年はすっかり日常になったアップル系の部品リークにまたおもしろいものが出てきました。上は MacRumors が匿名ソースから得たという「次世代 iPod touch 前面パネル」の写真。いわく、現行モデルの同一部品より開口部が広く縦長になり、対角は現行の3.5インチより長い4.1インチとされています。

iOSデバイスの画面サイズといえば、「次の iPhone は画面が大きくなるらしい」説はかなり前から根強くささやかれて来ました。また先週にはウォールストリートジャーナルが、関係筋情報として「最低でも4インチ」、製造はLG、シャープ、ジャパンディスプレイが担当する見込みと伝えています。

もし画面サイズが変更されるならば、 5代目 iPod touch も iPhone 5(仮) と同時に大型化して不思議はありません。一方また別の 9to5Mac ソースによれば、アップルは複数の次世代iPhone プロトタイプをテストしており、うち少なくともひとつは現行の横幅を保ちつつ、縦に長くなった3.999インチ 1136 x 640 画面を採用するとの話もあります (...).

iPhone / iPod touch は iPhone 4世代の Retina ディスプレイ (960 x 640) からピクセル数は4倍になったものの、画面サイズそのものは初代の3.5インチから変更がありません。もし仮に横幅と横方向のピクセル数が変わらないとすると、つまり画素の細かさ自体は現行の約326ppi のままだとすると、縦に1136ピクセルは高さ約3.5インチ、対角 3.999インチ≒約4インチになります。「4.1インチ iPod touch 部品」とはまた微妙に異なりますが、開口部よりも液晶の表示面が狭いと説明できないこともありません。


iPhone がかつての 480 x 320 から一気に960 x 640になった理由のひとつには、ぴったり整数倍を採用することで、高解像度版にアップデートしていないアプリでも縦横2倍拡大モードできれいに表示できるという点がありました。仮に「4インチ iPhone」が登場すれば、縦横比もピクセル数も微妙に変わってしまうことになります。

しかし横640のまま縦に176ピクセル増えるだけならば、横幅固定のツールバーやボタン類のUIは変えずに、コンテンツ部分を広げて一行増やすような改修で対応できるアプリも多そうです。(非対応アプリはとりあえず黒帯なり、アップルが用意するゴージャスなステータスバーを表示して埋めておくとか)。

さて、最近の「部品リーク」は iPhone 4 / 4S や iPad のように結果的に正しかったと確認できることもあるものの、今回の自称リークもそうであるとは限りません。また試作品としては本物でも、最終的に別のプロトタイプが選ばれて陽の目をみないことはよくあります。


4.1インチや3.99インチ1136 x 640 説の真偽はさておき、iPhone 大画面化そのものについていえば、「今のままが最高だから変えるな」や「今でさえ左上や右上隅に指が届きにくいからやめて」という声は非常に良く耳にします。しかし競合のAndroid陣営では年々ハイエンドの大型化が進み、4インチ台 1280 x 720 が標準となっているのはご存じのとおり。

また「携帯としては巨大すぎる、あり得ない」といわれた5.3インチ端末サムスン Galaxy Note も、ポケットに入る限界までデカイほうが嬉しい派の支持を得て、発売5か月で世界累計500万台を達成しています (日本のドコモ版発売前)。4インチ級で困らない、むしろ並ぶと3.5インチは見劣りするという消費者が多ければ、アップルも4インチ版を投入して不思議はありません。