北朝鮮が韓国に対する“警告”をエスカレートさせている。26日にはメディアを通じて「これまでにない手段を用いる」、「(2010年11月に発生した)延坪島(ヨンピョンド)砲撃のレベルではない」などと表明した。

 北朝鮮の労働新聞は23日付で、同国外務省が22日、「朝鮮半島でいかなる事態が発生しても、責任は完全に李明博(イ・ミョンバク)の逆賊にある」、「いかなる国家も、同盟関係やパートナーと称して人倫道徳を踏みにじる世の中のごみを保護し、われわれ民族の内部問題に干渉するならば、朝鮮軍民の怒りの刃(やいば)を免れないだろう」などと宣言したと報じた。

 中国新聞社によると、23日には李明博政権に対して「特別行動をとる」と表明。26日には韓国向け宣伝媒体の「われらが民族」を通じて、「朝鮮革命武装勢力は、絶対に空言を弄(ろう)しない」、「延坪島砲撃事件と同じレベルだと考えたら、最大の間違いだ」などと表明した。

 朝鮮の革命武装勢力は「最高の尊厳を守る」ために「これまでにない特殊な手段と朝鮮流の方法を用いて、李明博政権を「地球上から取り除く」と宣言した。(編集担当:如月隼人)