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入学式シーズンまっさかり、このたび2012年度の新小学1年生の「将来就きたい職業」、そして親の「就かせたい職業」が発表された。

この調査は、ランドセル素材として広く知られる<クラリーノ>を製造・販売する株式会社クラレが実施したもので、クラリーノ製ランドセルを購入した親子を対象にしたアンケートの回答から、4,000人(男女各2,000人とその親)を抽出して集計した内容。

結果によると、新小学1年生の「将来就きたい職業」男の子の第1位が「スポーツ選手(26.7%)」で、女の子の第1位が「パン・ケーキ屋・お菓子屋(32.3%)」であり、これは同社の調査開始以来14年連続での第1位だという。

男の子は第2位に「警察官(8.2%)」、第3位「運転士・運転手(7.8%)」、第4位「TV・アニメキャラクター(6.3%)」、第5位「消防士(5.9%)」とつづき、このほかベストテンには「職人」や「学者」がランクインしている。

また、10年前の調査では20位以内にすらランクインしていなかった「宇宙飛行士」が今回12位に入り、日本人宇宙飛行士の活躍や天体関連の話題が多い世情を反映している一方で、「医師」はベストテン圏外の15位に後退し、10年前の7位、5年前の8位から大きく順位を落としている。


女の子は第2位に「芸能人・タレント・歌手(11.1%)」、第3位「花屋(11.0%)」、第4位「保育士(8.2%)」、第5位「看護師(3.3%)」とつづき、このほかベストテンには「医師」や「教員」がランクインしている。

13年連続で2位を守っていた「花屋」が、初めて3位にランクダウン。代わって「芸能人・タレント・歌手」が2位に上昇。その回答のうち、具体的なタレント名が挙がったのはAKB48だけだったとのことで、人気が伺える。

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さて、一方で本調査では、親が「将来就かせたい職業」も合わせて発表されており、男の子は第1位「公務員(20.8%)」、第2位「スポーツ選手(11.4%)」、第3位「医師(8.5%)」、女の子は第1位「看護師(16.5%)」、第2位「公務員(9.5%)」、第3位「薬剤師(9.4%)」であった。

子どもにはその発想すらない「公務員」が上位を占めるところに、親子間における夢と現実の葛藤がうかがえる。

株式会社クラレ「将来就きたい職業、就かせたい職業・2012」【PDF】
株式会社クラレ

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