3月18日「アイドル横丁企画 アイドル横丁座!! 〜3月公演〜Dorothy Little Happy LIVE」(東京・マウントレーニアホール)

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■地方の星! ドロシーのアツさは、超メジャーに負けてない!

 Dorothy Little Happy(以下、ドロシー)は、デビュー2年目。宮城・仙台を拠点とする“地方アイドル”である。ドロシーをはじめ、福岡のLinQ(リンク)、新潟のNegicco(ねぎっこ)と、最近の地方勢の台頭は目覚ましい。

 そのなかでもドロシーは、昨年夏に行なわれたアイドルの祭典「東京アイドルフェスティバル」で注目を浴びて以降、定期的に東京でのライブを繰り返してきた。筆者は今回でドロシーのワンマン3回目の参戦。彼女たちの成長はいかほどか? 渋谷へと向かった。

 ステージは1月リリースのシングル収録曲『HAPPY DAYS!』『neverstop again!!』というハッピーな2曲からスタート。センターで歌う高橋麻里の“萌え歌唱”は今日も素晴らしく力強い。途中のMCでは、「もっと大きな声で!」と、ファンへのアオりも飛び出す。東京でのワンマンライブも5回目を超え、余裕すら感じられた。

『Hey boy!Hey girl!』『涙よりもずっと早く』といった、ガーリー&ロックなナンバーで盛り上がった後は、彼女たちが注目されるキッカケとなった神曲『デモサヨナラ』。サビ部分の「好きよ〜!」にファンたちが全力でオレモーとレスポンスする。アツすぎる! ゆっくりと進んでいたライブに一気に火がついた。

 ……しかし、今回のライブは1時間ちょっとの短いものだったために、そのまま最後の曲『Over There』へ突入。ウソー!?? 今来たばっかりー!!

 しかしアンコールで『未来へ』、さらにダブルアンコールでは、ドロシー最強の盛り上がり曲『Hi So Jump!』を熱唱! 会場全体が狂ったようにジャンプする。渋谷が大きく揺れた。

 約1時間で全11曲。正直、今まで見たワンマンと比べると、時間が短かったせいか……物足りなかった。だが、デビュー2年目とは思えないクオリティ&ファンとの一体感は、超メジャーなアイドルにも負けていない。地方組の実力は上がってきている。次のライブが楽しみだ。

●篠本634(しのもと・むさし)
アイドルライターでオタクジャーナリスト。多くの媒体でアイドルについての記事を手がける。著書に『AKB48ヒストリー〜研究生公式教本〜』ほか

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