ブラジル・ワールドカップ出場権を懸けたアジア最終予選の組み合わせ抽選会が9日、マレーシア・クアラルンプールで行われ、韓国はイラン、ウズベキスタン、カタール、レバノンと同じグループAに入った。

 この結果を受けて、韓国紙『中央日報』は、「“永遠のライバル”日本は避けたが、その代わりに“宿敵”イランとぶつかることになった」と、グループ最大のライバルがイランであると報道。韓国は、これまでイラン遠征で2分け2敗と一度も勝利しておらず、イランとのアウェーゲームは厳しい戦いを予想しているものの、ウズベキスタンは最近8試合で負けなし(7勝1分け)、カタールとレバノンは韓国よりも戦力が落ちると見ている。

 韓国紙『朝鮮日報』は、日本が入ったB組よりも日程や組み合わせが比較的有利であると報道。「日本は難敵オーストラリアだけでなく、2007年のアジアカップで優勝したイラクとも同組となっており、厳しい戦いになるだろう」と予想している。

 韓国のチェ・ガンヒ監督も「無難な組み合わせ」とコメントを残しており、韓国の専門家たちも「最高の組み合わせに近い」と安堵している様子。「伏兵ウズベク、カタール、レバノンに油断は禁物だ」とムードを引き締める声もあるが、韓国にとっては悪くない組み合わせになったようだ。