「私がバティスタの立場だったら、もう辞めているね」。アルゼンチン代表のコパ・アメリカ敗退が決まった後、昨年のワールドカップ（Ｗ杯）で同代表を率いたディエゴ・マラドーナ氏は、セルヒオ・バティスタ現代表監督を非難した。

マラドーナ氏は、現在の代表メンバーが不満を抱えていないか心配しているようだ。「たとえば、リオネル・メッシ、ゴンサロ・イグアイン、ハビエル・マスチェラーノといった選手たちは、退屈しているのではないかと思う」。

マラドーナ氏が特に不満を持っているのは、バティスタ監督の試合後のコメントだ。代表監督は、今大会が失敗ではないと強調していた。しかしマラドーナ氏はラジオのインタビューで、「勝ったのはコスタリカ戦の１回のみだ。もし、こういったコパ・アメリカになってしまったら、私なら出て行く」と語った。また、いつものように、アルゼンチンサッカー連盟のフリオ・グロンドーナ会長も忘れなかった。

一方でマラドーナ氏は、最後のPKを外したFWカルロス・テベスを擁護している。

「カルリートス（テベス）は並外れた選手だ。彼と話したら、問題はないだろう。そして、この先も問題は起こらないはずだ。（Ｗ杯で）ドイツに負けた後は、メッシがターゲットになった。彼がアルゼンチン人ではなくスペイン人だという声は、残念に思ったよ」