しょぼしょぼ!日本人MLB野手の6月|2011年MLBペナントレース

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西岡剛が復帰して、MLBでプレーする野手は4人になった。その6月の記録。グレーは昨年。

イチローは一時の大不振を脱して9試合連続安打などもあったが、ここにきてまた湿っている。7月1日は5タコだった。この程度の不振はこれまでも珍しくなかったが、ベースとなる打率が.300超ではなく.270なのがきつい。7月は毎年苦労しているが、今季は幸か不幸かオールスターに出場しないだろうから、これが良い休みになるのではないか。

松井秀喜は監督が交代してから中軸で使われているが、率直に言って期待にこたえていない。同じく期待を裏切っている主軸のウィリンガムがDL入りしたために、仕方なく使っているという感じもしなくはない。7月末のトレード時期までに結果が出なければ、放出の可能性が高まるだろう。

福留も例年通り下降気味だが、彼の場合、守備と出塁率の高さが次第に評価されてきて、レギュラーを外れなくなった。今年の日本人野手としては一番評価が高い。休ませながら起用することで、打率の下落を緩やかにできるとの計算もあろう。ただし、契約延長できるような数字は望むべくもない。来季は NPBではないか。

西岡は復帰後もバットが湿っている。「この程度の打者か」という評価が定まりつつあるようだ。デルモン・ヤングがDL入りし、マウアーも不振な中で先発に使われているが、評価は低い。そして復帰後13試合遊撃を守って4失策。守備率.925はリーグ最低レベル。ただ守備範囲を示すRF4.38は、リーグ平均クラスだ。

捕手としてLAAの下部組織にいた角一晃もReleaseになっている。日本人の野手は極めて少ない。

いい話がない!しょぼい日本人MLB野手陣だ。そろそろ世代交代時期だという感じもする。