1月のマーケットが再開するまであとわずかとなった。セリエAの主要クラブは、現状でどのような動きを見せる予定なのか。ここでは北の3強について見てみよう。

△インテル
まずはラファエル・ベニテス監督の進退問題がどうなるか、そして何より後任監督が誰になるかを理解しなければいけない。それが片づけば、インテルはマーケットに動くだろう。マッシモ・モラッティ会長が言ったように、攻撃面と守備面のそれぞれで、何人かの補強はあるはずだ。

ジェノアとは常にDFアンドレア・ラノッキアについて交渉を続けている。インテルはすぐに同選手を獲得したがっているが、ジェノアは手放したくない様子だ。

△ミラン
サンプドリアFWアントニオ・カッサーノを獲得。レアル・マドリーに支払う500万ユーロは、ミランとサンプ、選手自身が分担することで合意した。カッサーノはサラリーの一部を断念することになるだろう。同選手は27日からのドバイキャンプに合流する予定。

アリエド・ブライダGM(ゼネラルマネジャー)が南米でスカウトしており、残りの補強については6月に話題となるだろう。一方でDFオグチ・オニェウを放出する可能性があり、ホッフェンハイムやバーゼル、スタンダール・リエージュらが候補に挙がっている。

△ユヴェントス
第一目標はCFとなる。プランAは、控えめな予算ですぐに有益な選手を獲得すること。例えば、パレルモFWマウリシオ・ピニジャやカターニアFWマキシ・ロペス、ブレーメンFWクラウディオ・ピサーロ、バイエルン・ミュンヘンFWミロスラフ・クローゼといった選手たちだ。

プランBは、MFモモ・シソコを1000万ユーロ前後で放出し(バイエルンが候補か?)、ビッグネームを獲得することだ。候補はフィオレンティーナFWアルベルト・ジラルディーノやカリアリFWアレッサンドロ・マトリ、リヨンFWリサンドロ・ロペス、サンプドリアFWパッツィーニ、レアル・マドリーFWカリム・ベンゼマらだ。ただし、パッツィーニとベンゼマについては難しいだろう。

必要に応じてサイドバックもできるCBの補強も見込まれる。注目しているのはジェナオDFドメニコ・クリッシト、ナポリDFファビアーノ・サンタクローチェ、アタランタDFトーマス・マンフレディーニだ。