昨季のチャンピオンズリーグ(CL)決勝後、移籍の道へ向かうかと思われたインテルFWディエゴ・ミリート。だが、同選手はインテルに残留し、今では昨季のようにゴールを決めたいと願っている。

インテルは先日からバルセロナFWリオネル・メッシへの関心が騒がれているが、ミリートもメッシについて言及。「(インテルに加入したら)すごく素晴らしいことだろうけど、本当に彼が来るのは難しいことだと思う。ただ、夢ではあるね。僕もいつかそれが実現することを願っている」と、現時点での獲得は難しいとの見解を示した。

昨季、加入1年目ながらサポーターの信頼を獲得し、CLファイナルでも2ゴールを決めたミリート。同選手は「決して(決勝の地)マドリッドでの夜は忘れない。一生ね」と、あらためて喜びを表している。ただ、その決勝後に移籍をほのめかすようなコメントをしたことについては、次のように語った。

「あのあと、問題となってしまったね。ああいうことを言った僕が間違っていたんだ。でも、自分に正直だったんだよ。そうすべきときじゃなかったのかもしれないけどね。ただ、もう一度はっきりさせておきたい。僕は、インテルから出ていきたいと言ったことなんてないんだ。インテルでうまくいっていたし、今もそれは変わらない。そして、ここインテルで続けたいと思っている。とても素晴らしいクラブで、個人的に僕に多くを与えてくれたんだからね。僕はハッピーなんだ」

ミリートはアルゼンチン代表として臨んだ日本代表との国際親善試合で負傷してしまった。同選手は次のように述べ、早期復帰への意気込みを示している。

「1カ月は嫌だね。それより少なくて済むことを願っている。ワールドカップ(W杯)があった後のシーズンは、とても特殊なものだと思うんだ。特に、南アフリカにいた選手たちにとってはね。僕らはあまりバカンスが取れなかったし、すぐにプレーするようになった。監督の交代もあったし、スーパーカップですぐに試合をしなければならなかった。でも、体はもう少し休みが必要だったんだ。(ラファエル・)ベニテス監督とも話したよ。W杯に出場した選手の多くがケガをしている」