ウワサの人物・とーやま校長に迫る!

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インターネットの普及により、若年層のラジオ離れがささやかれている今、中高生から絶大な人気を誇るラジオ番組がある。月曜日から金曜日22:00〜23:55、TOKYO FMをキーステーションに全国38局で放送されている「SCHOOL OF LOCK!」だ。

【写真】スーツ姿で登場したとーやま校長(ほか校長画像はコチラ)

2005年10月から始まった同番組は、“SCHOOL=学校”の名にふさわしく、メインパーソナリティを“校長”“教頭”、出演するアーティストや番組スタッフなどを“先生”と呼ぶなど、“学校的”な構成だ。そんな同番組で、今年の4月5日からメインパーソナリティーを務めるのが“とーやま校長”という人物。就任直後は、同番組のWEBサイト用のサーバーがパンクするほどのアクセス・コメントが寄せられたほか、グーグル急上昇ワードで検索数が2位になるなど大反響となったウワサの人物に直撃してみた!

――ウワサの人物として、今日はとーやま校長を大解剖していきたいと思います! よろしくお願いします。

「ありがとうございます。よろしくお願いします!!」

――まず、就任直後はグーグル急上昇ランキングで2位になり、話題を集めましたね。

「実感はなかったんですけど、ブログのコメントが普段100件くらいのところ、就任した日から3日目で1500件になって。そこで初めて『すごいことなんだな。SCHOOL OF LOCK!の校長って』と思いましたね。SOL(SCHOOL OF LOCK!)の掲示板も、サーバーがパンクするくらいすごくて。コメントも全部読みましたけど、ありがたいなって」。

――前任の“やましげ校長”が約4年半やられていて、最初は「認めない!」というコメントも多く、逆風のスタートでしたが。

「そうですね。賛否両論というか、今でも『やましげ校長を返せ』という意見もありますし。でも掲示板で『とーやま校長はとーやま校長だし、やましげ校長はやましげ校長だし』って言ってくれる生徒がいて、うれしく思いましたね。ま、当然僕よりも生徒達のほうがSOLの先輩なわけですから(笑)。転校生みたいなものなので、僕が生徒たちに頼ってしまっていますね」。

――そこから2か月、現在の心境は?

「よく分かっていない状態でそのまま船が出発しちゃった感じで、びっくりするくらいテンパっています(笑)。最初のころよりは余裕もあって、流れも把握しているんですけど、たまに『あれ?ココはどうするんだ?』と自問自答したり。悪戦苦闘ですね」。

――BUMP OF CHICKENやPerfumeが実際にゲストで来る“特別授業”は、特に緊張されたのでは。

「僕は元から音楽がすごく好きで、特にBUMP OF CHICKEN先生は若い頃からずっと聞いてまして。“なんで俺は今、BUMP OF CHICKENと話してるんだ”っていう第三者的視点で見ていましたね(笑)。特に、一番ひどかったのがPerfume先生のときで」。

――とにかくテンションが高かった時ですね(笑)

「最初のトークでPerfume先生の曲名を、会話にすごい入れ込んで。あれは実際あの場でボンボン出てきたものなんですけど、後で聞いたら緊張で完全に声が違いましたね。恥ずかしくて聞いていられなかったです」。

――SOLを聞いていると、とーやま校長の“音楽が好き”という気持ちがすごく伝わってきますね。

「音楽は好きですね。非常に好きです。くるり先生ももちろん好きですし、奥田民生さん、ユニコーンは学生のときから好きで…あとはTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT。2003年に解散しているんですけど、ショックすぎて音楽が聴けない時期がある程でした。いろんな人の音楽とかライブを見ても『ミッシェルってもっとすごかったよな…』って思ったりして。と言いつつも洋楽も聴いたりしますし」。

――愛、伝わりました(笑)。では校長になれて、本当にうれしかったんですね。

「本当にうれしいですよ! くるり先生も、武道館で岸田さんの斜め後ろの席から身を乗り出して見てたり、ZEPPの後ろで見てたりしてたんですから。それがお話できるなんて、びっくりですね」。

――出演されている“やしろ教頭”とは以前から仲がよかったそうですが。

「そうですね。教頭は、とにかく魅力的な人。付き合いは長いんですけど、時間もルーズだし、お酒が大好きだし、人としては本当にダメなんです。でも、ものすごく愛に満ち溢れてる。独特のフィルタをお持ちで、音楽や映画、本でも、僕らが見ることのできない景色を見てるんです。こんなことは本人の前では恥ずかしくて言えないですけど、優しい愛を持っている。あ、でも本当にダメ人間ですけど(笑)」。

――とーやま校長は自身ではどんな人だと思いますか?

「僕は本当に単純な人間。難しいこととかもあまり考えられないタイプで、思ったことをそのまま言っちゃう人です。SOLで悩み相談に乗る時も、思ったことを言いたいと思っています。難しいことは、教頭にお任せして」。

――悩み相談では、校長と教頭がアツく相談に乗っていますね。

「僕は実際に言葉がでてこないときとかもあったりして、まだ頼りないですね。でも自分でアツい人間だとは思います。大人になるにつれて、アツさが消えて丸くなったのが、校長になってからまたアツく上昇気流に乗っている気がして。生徒たちがいるからですね」。

――リスナーの中には、ラジオ中に披露されるとーやま校長のギャグを楽しみにしている方もいるようですが。

「ギャグは勝負ですね! まぁ、この勝負は結構な確率で負けてるんですけど(笑)」。

――ウケると「よし!」ってなる?

「ざまぁみろ!と(笑)。逆にスベると落ち込みます。僕はオカマなタイプなので、結構ひきずりますね(笑)」。

――今後、校長としての意気込みを教えてください!

「これからもっと、生徒たちに会っていきたいな、と。東京タワーで公開放送をしたときに、100人以上の生徒が来てくれて。それまでずっと声しか聞いてなかったので『あぁ、コイツらと俺は話してるんだ』って思って、うれしかったですね。もっとたくさんそういう場を作りたいと思います」。

――最後に、とーやま校長にとって「SCHOOL OF LOCK!」とは?

「アツさを忘れないためのもの、ですね。大人になるにつれて、ズルイこととか汚いことが分かってきて、僕自身も汚いことをしてきたと思うんです。でも『SCHOOL OF LOCK!』に関わって、自分の中で小さくなっていたアツさが、すごいアツく大きくなってる。誰にでもあるじゃないですか、こういう気持ちって。それを忘れないためのラジオなんじゃないかと思っています。だから学生はもちろん、大人の方にも聞いてもらいたいです!」。

【東京ウォーカー】

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