10日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグで、リヨンと1−1のドローに終わり、2試合合計1−2で6年連続となるベスト16での敗退を余儀なくされたレアル・マドリー。昨夏、ミランからレアルへ移籍したMFカカーの周辺も騒がれている。

メディアはカカーが交代時に怒りを示したところを紹介し、「カカーの交代が騒乱」(『マルカ』)、「カカーは試合を終えず、(マヌエル・)ペジェグリーニ監督に抗議」(『スポルト』)、「カカーのアドバイザーがチリ人指揮官に反発」(『アス』)と報じている。

『アス』が伝えているのは、カカーの友人でありスタッフであるジオゴ・コツショ氏がツイッターで、「自分の無能さに対する注意をそらすために、臆病者の監督は常に重要な選手に怒る」と投稿した件だ。大きな騒動になったのは、これがカロリーネ夫人のツイッターから投稿されたからでもある。当初、“つぶやき”はカカーのものかと思われ、次にカロリーネ夫人かと見られた。そしてメディアはようやくジオゴ氏によるものと整理できたのだ。ジオゴ氏は自身のツイッターに届いた批判と中傷から自身を擁護している。

カカーもまた、自らに対する批判から身を守らなければいけないようだ。『ムンド』は、次のように報じている。

「彼は白紙の前で止まっている作家のようだ。最初の一文を書こうとしたが、光明が見えず、言葉が見つからずにぶつかり続けている。早くにドレッシングルームへ戻ることになったのは、彼のインスピレーションが(ミラノの)ドゥオーモ広場に残っているからだ」