「新聞、テレビ、専門家はネガティブな話題では売れないし、サッカー協会にニラまれたら嫌だとホンネをなかなか言わない」――。

辛口評論家と言われながらも、「ただ、ホンネを話すだけで目だってしまう」と語るセルジオ越後氏は、サッカー日本代表を取り巻く環境を嘆き、さらには日本のマスコミ陣を糾弾した。

これは、本日29日(月)発売の男性誌『週刊プレイボーイ』に連載する人気コーナー『セルジオ越後のタブーなきサッカー批評! 一蹴両断!』によるものだ。

岡田監督が常々公言する“W杯ベスト4”の目標に対し、「冷静に現状を見れば、誰だって根拠のわからない無理な目標だと思うよね。でも、日本のメディアは遠まわしに触れるだけで、それをハッキリと指摘しない」と警笛を鳴らす。

また、W杯出場を決めた後に臨んだオーストラリア戦での惨敗を評し、「ドイツW杯を見ているようだった。この3年間はいったい何だったのだろう」と振り返り、「岡田監督は本田や山田、大久保といった、これからW杯までの1年間に伸びてもらわないと困る選手たちをなぜ連れていかなかったのか。(中略)彼らを連れていかずにベンチにGKをふたりも置く意味がわからないよ」とコラムのタイトル通り、まさに一刀両断してみせた。

その他にも、同コラムの中では、他国の現状を例に責任の重さを説くセルジオ氏は、「岡田監督で勝てるのか、またW杯本大会で1勝もできなくていいのか。今のままではダメだと思うならハッキリ指摘すべきだよ」と綴り、サッカーを伝える日本のメディアに呼びかけるのだった。


■週刊プレイボーイ(7/13 No.28)
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