マンガ「金色(こんじき)のガッシュ!!」作者の雷句誠さんが小学館に損害賠償を求めた訴訟で、小学館が雷句さんに謝罪し255万円を支払うことで2008年11月11日に和解が成立した。これは、「週刊少年サンデー」で連載していた同マンガの原画5枚を小学館が紛失。雷句さんが提訴していた。同マンガは単行本全33巻の発行部数が計約2200万部の大ヒット作で、テレビアニメ化、映画化もされた。雷句さんは自身のブログ「雷句誠の今日このごろ。」の08年11月11日付で、

「画原稿紛失に対して謝罪し、カラー原稿5枚の紛失に対して255万円の和解金の支払いをする事に素直に喜ぼうと思います」

と和解について一応の理解を示した。しかし、悔しい事が2つあるとし、一つは「漫画原稿についての美術的価値に対する配慮を欠き」の一文が加えられなかったこと。もう一つは「共同提言」が成立できなかった、事だとしている。「共同提言」とは、「関係者が創作者個々人の創造性・オリジナリティに敬意を払い、これを尊重する風土を確立する」などの内容が含まれていた。

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