ACミランの精神的支柱として君臨する主将DFパオロ・マルディーニ(40)が、1−2敗戦に終わった8月31日のセリエA開幕ボローニャ戦を分析した。

 マルディーニは「昨シーズンのスランプを今シーズン開幕戦まで引きずってしまったようだ。敗因は2つあげられる。1つはテクニック面の問題。負ける内容の試合ではなかったが、ゴール付近でのミスが目立った。それにしてもサン・シーロ(ACミランのホームスタジアム)ではカウンターに苦しめられるケースが多い。2つ目の敗因は、ここ数年続いている『ホームで勝てない』というジンクスだろう。今回も苦しめられてしまった」と分析。

 常に各国代表レベルが揃う名門クラブの主将は「私は20年間このチーム一筋でプレーしている。ACミランの素晴らしい点を挙げたらきりがないほどあるが、一方で不利な点があるのもまた事実だ。我々は夏季合宿で全選手が揃うことが困難をようするクラブであり、毎年十分な練習が行えないまま開幕戦を迎えている」とコメント。チーム一丸での練習量の少なさなどの厳しい現実を明かしている。