ポーランドとドイツの国境最北端はバルト海に面したビーチである。その国境フェンスが、昨年12月のシェンゲン協定により取り除かれてからというもの、ビーチはドイツ人ヌーディストでごった返し、ポーランド人をすっかり圧倒しているという。

シヴィノーイシチェ市議、エドワード・ザヤック氏をはじめとするポーランド人は、「彼らは攻撃的な目つきであり、全裸とはなんと猥褻な。」と批判している。しかしドイツ人らは「あいつらこそギラギラとした目で、双眼鏡を使ってまで眺めてくる、変態のぞき趣味。」と一歩も譲らない。

「ここはもともとヌーディスト・ビーチなんだよ。洋服を着こんだポーランド人がやってきて、ただジロジロ眺めている。もう最低だね」と訪れたドイツ人、エルク・ベルノルさんは言う。連れのアイネス・ミュラーさんは、「まるで動物園のサルにでもなった気分。双眼鏡持参で現れ、口を開けて見とれているくせに、文句など言わないで」と怒りを隠さない。

ここで喧嘩でも勃発すれば、真っ先に飛んでくるのはポーランド側の警察官のような気がする。いや、それよりポーランド国内では、すでに沿岸警備隊やライフ・セーバーの志願者が急増中とか・・・ !?

(編集部 Joy横手)

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