来るべき未来のため、あらゆる植物の種子を集めた「スヴァールバル世界種子貯蔵庫」
もともとはゾロアスター教の教義にあったとされ、ユダヤ教からキリスト教、イスラム教に受け継がれた考え方が「最後の審判」。世界の終わりに人々が裁かれる日がいつか来るということなのですが、その最後の審判の日に備えたのかノルウェー領スヴァールバル諸島のスピッツベルゲン島には地上で知り得るありとあらゆる植物の種子を保存する「スヴァールバル世界種子貯蔵庫」という施設が存在しています。
詳細は以下から。
種子バンクはいつか地球で惑星規模の災害などが発生したときに食糧となる植物を保存したり、あるいは将来の品種改良のためにいろんな種を保存しているのですが、管理がおろそかにされたり、浸水したり、あるいは爆破されたりすると集められた種子がダメになってしまいます。近年ではイラク戦争やアフガン攻撃で種子バンクが破壊されたほか、2006年にはフィリピンの種子バンクが台風でダメになったヶエースがあり、こういう時のためにスヴァールバルの施設であらゆるサンプルのバックアップを保存しておこうということのようです。
写真:「運命の日の為の貯蔵庫」の内部が公開された(地球と環境) / 科学ニュースあらかると - Svalbard Global Seed Vault
"Doomsday" Vault Will End Crop Extinction, Expert Says
世界・将来に向けてのセーフガードとして農作物の多様性を急速冷凍(全訳記事)
Svalbard Global Seed Vault - regjeringen.no
Svalbard Global Seed Vault - Wikipedia, the free encyclopedia
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