イングランド・プレミアリーグの20クラブが、2010ー11シーズンからリーグ戦を海外で行う可能性が出てきた。
「国際ラウンド」と名付けた日程は、1月のある週末に開催希望を名乗り出た複数の都市で試合を行うもので、これで従来の1クラブにつき年間38試合が39試合に増えることになる。
「これは大きな戦略的動きになる。プレミアリーグ創設以来の動きだろう」とプレミアリーグのチーフ・エグゼクティヴ、リチャード・スカダモア氏は説明する。
 プレミアリーグはこの画期的な案をリーグ所属の20クラブにすでに提案し、最終的には2009年1月に結論が出される。実施する場合は、5都市が各2試合ずつ、土曜日と日曜日に1試合ずつ行うことになるようだ。
 また、英国のファンがすべての試合を見られるように5都市は時差の異なる地域に分布されることになる。
 プレミアリーグからの提案を受けたFIFAとUEFAはこれに難色を示し、 FIFAの関係者は、「FIFAの立場ははっきりしており、この計画を一見したところ、実施は難しいと思う」とコメント。
 ウィンターブレイクがないため、ただでさえ冬場は過密日程のプレミアリーグ。選手のことを考えず、「強欲さ」だけが目立つという批判もでている。