松坂のボラス代理人が球数を懸念―。ボストンの地元紙「ボストン・グローブ」の電子版は15日付けで、レッドソックスの松坂大輔投手の代理人、スコット・ボラス氏が、松坂の球数の多さを心配している、と報じた。
 同紙のインタビューに答えたボラス代理人は「大輔が1試合で120球を投げる試合を見るよりは、100球で降板する方がいい」と発言。チームがサンディエゴ遠征を行った6月には、当地を訪れ、松坂本人にも、球数を自重するように諭したという。同記事は「ボラス代理人は、松坂の持って生まれた闘争心を傷つけないように、選手寿命を長くするためにも、球数を減らすことの重要性について、松坂本人に説いた」と、伝えている。
 日本時代も、150球を投げることがあった松坂。レッドソックスでも、他の先発投手よりは球数は多いが、代理人の立場としては、重要なクライアントである松坂が長く現役を続けることは大事な要素。代理人側からの異例の“忠告”があったようだ。