イタリアプロリーグ連盟は、8月後半からスタートする新シーズンの公式試合球にナイキのボールを使用すると発表した。これによってプロリーグ連盟が管轄しているセリエA、セリエB、コッパ・イタリア、イタリアスーパーカップ、国内のユースリーグにおいて、今後5年間、同社の試合球が使用されることとなった。イタリアリーグはこれまで、各クラブがそれぞれ試合球を独自に決めることができた。しかし、カルチョスキャンダルやカターニャで起こった警察官殺人事件などによるマイナスイメージによってリーグ全体の収益が激減したことから、財源確保のためにプロリーグ連盟が多くのクラブの反対を押し切って公式試合球を使用する流れとなった。多額の契約料を支払うものの、その宣伝効果は投資に見合うものだとして、ナイキイタリアのコックGMは、「イタリアリーグ公式球になったことに我々は大変満足している」とコメントしている。