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ベンゲル敗北宣言「ステップアップのシーズンだった」

2007年05月13日09時45分 / 提供:欧州通信

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 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、無冠に終わった失意のシーズンを振り返り、若手選手中心で構成したチームの経験不足を認めた。

 今シーズンのプレミアリーグを制したマンチェスター・ユナイテッドに勝点で20以上の差をつけられているアーセナル。日曜日に行なわれるシーズン最終戦の結果次第では、シーズンを3位で終える可能性を残しているものの、あらじめ苦戦を予想していたというベンゲルは、今シーズンを「ステップアップの年」と位置づけて戦ったという。

「今シーズンの苦戦はある程度予想できた。我々はこの2年間で、ヴィエラ、ベルカンプ、コール、キャンベル、ピレス、エドゥ、キーオン、ヴィルトールといった経験豊富な選手を失った。また、昨年夏のワールドカップでフランスが決勝に勝ち残ったことも響いた。ティエリ・アンリが疲弊しきっていたからね。しかも、今シーズンから新スタジアムへ移った。新スタジアムですぐに結果を出すのは不可能に近い。そして最後に、中心選手に故障者が続出したことも痛かった」

 しかし、若手中心のチームでシーズンを戦い抜いたことに手ごたえを感じるベンゲルは、今オフの移籍マーケットで大物獲得に心血を注ぐ必要がなくなったという。

「今シーズンのデータを振り返ると、リードを許す展開が多かったことが分かる。試合をひっくり返す精神的な強さは評価できるのだが、言い換えると早い時間帯に試合を決めることが出来なかったことになる。やはりこれは経験不足と言わざるを得ない。しかし、彼らも今シーズンの結果には満足していないし、数多くの教訓を得たはずだ。私はこれ以上選手を増やす必要はないと思っている。もちろん、スーパーな選手を獲得できるに越したことはないが、補強資金もまだ定まっていない。私は今のメンバーでかなり戦える自信はある」

 マンUとチェルシーがプレミアの熾烈なタイトルレースを繰り広げ、リバプールはチャンピオンズ・リーグの決勝に進出した今シーズン。プレミアの4強の一角を占めるはずのアーセナルは、存在感を発揮できずにシーズンを終えてしまった。現在、フランス代表のフランク・リベリやバルセロナのサミュエル・エトーの獲得にも乗り出しているといわれるガンナーズだが、失意のシーズンで若手選手が得た経験こそ、指揮官が望む最高の“戦力補強”となるはずだ。
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