指名漏れの「由伸2世」谷田成吾、野球引退を正式表明「これで終わり。後悔はないです」
3度目の挑戦も…涙なし、今後は一般就職へ「今日、出た結果が自分が進むべき道」
プロ野球(NPB)ドラフト会議は25日、都内で行われ、慶大時代に「由伸2世」と呼ばれた独立リーグ・徳島の谷田成吾外野手は指名されず。これを機に野球を引退することを正式に表明した。
高校、大学、社会人、すべてのカテゴリーで日本代表に選ばれた男がNPB入りが叶わず、ユニホームを脱ぐことを決めた。
育成指名が終わる午後8時まで待っても名前は呼ばれず。全104人の指名終了後、谷田は「野球はこれで終わり。育成まで可能性を広げて待っていたけど、厳しいことは理解していた。今日、出た結果が自分が進むべき道。残念な気持ちはあるけど、もう終わりと決めていたので。道は変わるけど、新たな道で頑張るということは変わらない。後悔はないです」と涙はなく、潔く語った。
谷田は「由伸2世」として注目を集めた慶大時代に東京六大学通算15本塁打を放ち、ドラフト上位候補に挙がったが、まさかの指名漏れ。社会人野球の名門JX-ENEOSに進んだが、昨年も指名を受けず、今年3月に退社。米大リーグのマイナー挑戦を経て、NPB入りを目指して徳島入り。直前のフェニックスリーグまで挑戦し、NPB球団との対戦で本塁打を放ったが、夢には届かなかった。
大卒3年目の25歳。今後は一般就職を目指す。(THE ANSWER編集部)