ピュアダイヤモンドファームシンガポールが、8月25日、化学的、物理的、光学的に天然のダイヤモンドと同一物質の養殖ダイヤモンド「ラボグロウンダイヤモンド」の流通を、今秋より開始すると発表した。

「ラボグロウンダイヤモンド」は、ピュアダイヤモンドラボの管理された環境下で純粋な炭素から作られる養殖ダイヤモンドで、天然では2%しか存在しない不純物の含まれない希少かつ高価なダイヤモンドと同じ成分で出来ている。

天然ダイヤと同じように、国際的な鑑定機関のGIA(米国宝石学会)による鑑定書がつき、どこの研究所でいつ生まれたのかを明らかにすることで、品質の高さを証明。ダイヤモンド鉱山の需要過多による環境破壊や、紛争地域での資金源となってしまう、いわゆる「血塗られたダイヤモンド」の流通を抑止する効果も期待されており、ダイヤモンド業界の持続可能性と倫理の向上にも貢献する存在である。


鑑定書参考


「ラボグロウンダイヤモンド」成分参考

ラボでは、多様な色合いのダイヤモンドを製造することも可能であり、天然では非常に希少な存在であるレッドダイヤモンドやブルーダイヤモンドなども実際に作られている。さらに、自然界には存在しない虹色のダイヤモンドを生成するといったことも不可能ではないという。

ピュアダイヤモンドラボ株式会社
URL:https://purediamond-lab.com/
2018/08/27