福田明日香「モー娘。」引退後3年間は対人恐怖症だった
元モーニング娘。の福田明日香が、2月28日放送の『ナカイの窓』(日本テレビ系)に出演した。
モーニング娘。は、テレビ東京のオーディション番組『ASAYAN』から1998年にメジャーデビュー。しかし、わずか1年後に福田は卒業している。
番組で引退した理由を聞かれた福田は「当時中学生で、学校へ行きながら芸能活動をしてて(自分が)パニックになって。この生活をずっとやっていくのかと思ったら、私には無理かもと」
福田が抜けてからのモーニング娘。は、メンバーの追加などを経て、次第に人気が上がっていく。そんな姿は福田の目にはどう映っていたのか。
「両立が難しくて辞めたもんですから、それ以上にいま忙しいんだろうなと思って。これは(自分に)できなかったなと」
メンバーが卒業する際には、ライブ会場に足を運んでいた。そのときマネージャーには「福田がいたときの4倍忙しい」と言われたという。
「だから、周りが普通に『モー娘。』呼ばわりしてると、『すごいことやってるからね!』と思ってて。すごい仕事をしてるんだよと」
アイドルを辞めてからの日々について、2017年12月5日放送の「神童!力士!億万長者“その後どうなる”職業・肩書まとめ追跡&衝撃データ発覚SP」(テレビ東京系)にて、福田はこう明かしている。
「やめて既に一般人になっているにも関わらず、電車に乗っていてもコンビニで買い物していても、『国民的スターの人だ!』みたいな感じで騒がれて、一時、人見知りというか引きこもり気味になりました」
引退してから3年間は、このような状態が続いたため、対人恐怖症になり、高校も中退した。福田は当時をこう振り返る。
「そのときは音楽も嫌いになって。『歌さえやってなかったらこんなことにはなってなかった』とか。『もっと明るい人生があったんだろうに』と思ってました」
そんな福田だが、25歳のときにたまたまヘルプで歌うように頼まれる。これが契機となり、再び人前で歌うことに目覚めた。その後、2011年にボーカルグループとして歌手活動を再開している。
「私の歌った歌詞に涙してくれたりとか、(観客に)届いたなって思う瞬間がたまにあるんです。だから(もう)やめられないです」
2017年12月13日、福田は『2017FNS歌謡祭』(フジテレビ系)にて、18年ぶりに初代メンバー5人でモーニング娘。のデビュー曲を披露した。歌に苦しめられた青春時代を送ったが、彼女のこれからの人生を救うのもまた歌である。