「洪水で水の中に沈んだ森」を撮影したムービーが話題となり、視聴回数が180万回を超えています。このムービーは、SNSなどを通じて世界中に広がり、

エンターテインメント/テック系メディアのMashableや、アメリカの情報サイトBoing Boing、そして旅行ガイドのLonely Planetなどで取り上げられています。

Trilha Submersa no Recanto Ecológico Rio da Prata - YouTube

ムービーでは、水に浸かった森の中をカメラが道に沿って前に進んで行きます。森の風景が、まるで水族館のアクアリウムのようです。



撮影場所は、ブラジル南部を流れるラプラタ川の上流です。ラプラタ川の流域で大雨が降ったことで川の流速が下がり、ダムのようになったことでラプラタ川の支流であるOlho D'Água川の水位が上がったことで、このような光景が生み出されています。画面上部の水面には、森の風景が鏡のように映り込んでいます。



水が澄んでいる原因は、「水流が穏やかだった」というのに加え、この森を含んだ周辺の環境が自然保護地域の「Private Reserve of the Natural Patrimony」(PRNP)として守られていたからとのこと。水の中では、細い草も形が崩されずに沈んでいます。



カメラが道を進んでいき、橋に近づきます。このムービー自体は、2018年2月2日に公園のツアーガイドであるWaldemilson Vera氏が撮影したものです。



カメラが橋に到達すると、青い水に橋が架かっている光景が広がります。なお、この幻想的な風景が見られたのは撮影した日までで、次の日には川の水位は下がりもとの風景に戻ってしまったとのことです。



後日に投稿されたムービーでは、橋を渡っている様子が収められています。

Trilha submersa - Novo episódio - Recanto Ecológico Rio da Prata - YouTube