磐田が3試合ぶり白星、俊輔の直接FK弾含む2発で大宮撃破《J1》

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▽23日にヤマハスタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ第27節のジュビロ磐田vs大宮アルディージャは、ホームの磐田が2-1で勝利した。

▽12勝7分け7敗で6位の磐田(勝ち点43)が5勝6分け15敗で降格圏の17位に沈む大宮(同21)をホームで迎え撃った。

▽3試合ぶりの勝利を狙う磐田は、ディフェンスリーダーの大井が負傷欠場。代わりに、藤田がスタメンに名を連ね、最終ラインの並びも常用の3バックから4バックに変更した。

▽一方、5戦未勝利の大宮は前節のガンバ大阪戦で負傷交代の山越がベンチスタート。代わって、河本がセンターバックの一角に入った。

▽試合は、序盤からセットプレーの機会を多く作り出した磐田のペースとなる。20分には、バイタルエリア左でFKのチャンスからキッカーの中村俊輔が低い弾道の左足シュート。大山と競り合った高橋の付近を抜けたボールがゴール右隅に決まり、磐田がリードした。

▽中村俊輔のシーズン4得点目で幸先良く先制した磐田は、続く28分に追加点。高橋から川又のポストプレーを経由してムサエフが抜け出す。シュートはいったんはGK加藤に弾かれたものの、こぼれ球に素早く反応したムサエフが難なく押し込み、大宮を突き放した。

▽2点ビハインドで試合を折り返した大宮は、その後半の頭から大山に代えてマルセロ・トスカーノを投入。48分には、大前とのワンツーからボックス左に侵攻したマテウスが中に切り込み、右足のシュートをゴール右下に沈め、大宮が1点差に追い上げる。

▽マテウスの2戦連発弾で息を吹き返した大宮は、交代カードを切りながら守勢に追いやった磐田を攻め立てるが、最後の崩しで停滞。大宮の反撃から1点のリードを守り抜いた磐田が3試合ぶりの白星を飾った。