【CLグループD展望】バルサとユーベにポルトガルとギリシャの雄が挑戦

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▽昨季のCL準々決勝で対戦したバルセロナとユベントスが突破の本命だ。この絶対的2強にポルトガルとギリシャの雄であるスポルティング・リスボンとオリンピアコスが風穴を開けられるかどうかが焦点となる。

◆編集部予想
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◎本命:バルセロナ

○対抗:ユベントス

△連下:スポルティング・リスボン

△連下:オリンピアコス◆ネイマール流出もデンベレ獲得で大幅戦力ダウン回避〜バルセロナ〜
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▽昨季はユベントスの前に2年連続ベスト8敗退に終わったバルセロナは、FWネイマールがパリ・サンジェルマンに引き抜かれる大激震に襲われた。それでも、ドルトムントから両利きのドリブラーであるFWデンベレを獲得しており、大幅な戦力ダウンは免れている。3年前に欧州制覇したチームに比べればスケールダウンしている感は否めないが、バルベルデ新監督の堅実な手腕を持ってすれば、このグループを突破することは難しいタスクではない。

◆ボヌッチの穴は攻撃陣で埋める〜ユベントス〜
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▽ここ3年で2度の準優勝と悔しい結果に終わっているイタリア王者も突破の本命だ。ただ今夏、守備の要だったDFボヌッチがミランに移籍し、ディフェンスに大きな懸念を抱える。一方で攻撃面ではFWドグラス・コスタとFWベルナルデスキを加え、昨季のチームに乏しかった攻撃のカードを増やした。CLでコンスタントに結果を残すアッレグリ体制4季目の今季、22年ぶりの欧州王者を目指す。

◆コエントラン&マテュー獲得でチーム力アップ〜スポルティング・リスボン〜
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▽2年ぶりのCL参戦となる昨季ポルトガルリーグ3位のスポルティング・リスボンは、オリンピアコスと共にこのグループをかき回せるかどうかの鍵を握るチームだ。ジョルジェ・ジェズス体制3季目のスポルティングはレアル・マドリーからDFコエントラン、バルセロナからDFマテューと経験豊富な2選手を獲得。さらにサンプドリアからポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスを獲得し、チーム力をアップさせた。仮にチームの主軸であるMFアドリエン・シウバのレスター・シティへの移籍が白紙になれば、9年ぶりの決勝トーナメント進出へ追い風となる。

◆CL常連のギリシャ王者〜オリンピアコス〜
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▽昨季こそ出場を逃がしたものの、過去6年で5度のCL出場を果たしているCL常連のギリシャリーグ7連覇中のオリンピアコスもスポルティングと同レベルの実力を持つアウトサイダーだ。若干19歳ながら守備の軸となったDFレトソスがレバークーゼンに引き抜かれたのは痛手だが、昨季の戦力をほぼ維持した中、アンデルレヒトやレギア・ワルシャワといったクラブを歴任したアルバニア人指揮官のハシ氏の手腕が発揮されれば、4年ぶりのグループステージ突破が見えてくるかもしれない。