ついに東京上陸を果たした「プルーム・テック」をアイコスユーザーがレビューしてみる
加熱式タバコの新勢力である「プルーム・テック」が、6月29日、ついに東京での販売が開始されました。それを記念して「プルーム・テックってどんなもの?」という人に向けてアイコスユーザーである筆者がレビューしてみます。
関連;加熱式タバコの新勢力「プルーム・テック」ついに東京上陸! アイコスと首都決戦へ日本たばこ産業(JT)が販売するプルーム・テックはこれまで、福岡の一部の店舗とオンラインショップでしか購入することができませんでした。しかし、先日ついに東京でも購入が可能となり、愛煙家にとって注目の的となっています。
プルーム・テックを喫煙するには何が必要か?
加熱式タバコの仕組みとして、電力で水分を加熱して水蒸気をタバコの葉に浸透させて吸引しますが、プルーム・テックも同様の機構を採用しています。
プルーム・テックを喫煙するには「スターターキット」と「たばこカプセル」が必要になります。
これが「プルーム・テック スターターキット」だ!
プルーム・テックの本体部分とも言うべき「スターターキット」。価格は税込み4000円。このスターターキットには以下のものが内包されています。
▲左からPloom TECHバッテリー、USBチャージャー、ACアダプター
●Ploom TECHバッテリー
バッテリーを内蔵したいわゆる本体部分
●USBチャージャー
Ploom TECHバッテリーを充電するためのUSB充電器
●ACアダプター
USBチャージャーをコンセントに接続するパーツ
タバコのフレーバーがインストールされた「たばこカプセル」
▲Ploom TECHたばこカプセル。JTを代表する世界的な銘柄「MEVIUS」を採用
プルーム・テック専用の「たばこカプセル」は、タバコの成分が入ったカプセルが5個とカートリッジ1本が内包されています。税込みで1箱460円です。
▲Ploom TECHたばこカプセルの内包物
●たばこカプセル
タバコの成分が入ったカプセルが5個。カプセル1つで50回程度「吸う」ことができます
●カートリッジ
Ploom TECHバッテリーとカプセルを接続するためのパーツで中には水蒸気を発生させるためのリキッドが注入されています。リキッドはカプセル5個分程度入っています
▲フレーバーは現時点で3銘柄。メンソールが2種、レギュラーが1種。いずれも税込み460円
プルーム・テックはこう使う!
必要なものが揃ったところで、喫煙するまでの準備をご紹介します。
まずはバッテリーを充電します。USBチャージャーは一般的なUSB タイプA端子から給電ができるため、モバイルバッテリーやパソコンからも充電が可能となっています。
▲バッテリーは、このネジ穴にクルクルと回しながら装着
▲この状態で充電します。チャージャー表面のロゴが赤から白に変われば充電完了。これでプルーム・テックの「下半分」の準備はOKです
次に、たばこカプセルをカートリッジに取り付けます。と言っても、挿し込むだけなのでさほど手間ではありません。カプセル内のフレーバーが残量切れとなった際には、同様の方法で新しいカプセルと交換します。
▲カートリッジの差し込み口にカプセルを装填!
▲これでプルーム・テックの「上半分」の準備は完了
▲上半分と下半分をネジのように回して接続します
▲準備は全て整いました。後は吸うだけ!
プルーム・テックを実"煙"してみます!
では、プルーム・テックを実際に喫煙しています。プルーム・テックを喫煙する際には、アイコスのようにボタンを押して「起動」する手間が不要です。いきなりくわえて吸い込むだけ。ひとくち目からタバコ成分を含んだフレーバーが口の中に広がります。
▲吸い込んだ際にはタバコでいう「火」に相当する先端部分が青く点灯します。ここが点滅に変化するとカプセル交換、赤く点滅すると充電のタイミングです
プルーム・テック喫煙の感想
さて、実際にプルーム・テックを吸ってみた感想ですが、筆者は普段、タバコ成分が多目のセブンスターを吸っていまして、アイコスを吸う際には最もタバコ成分が多い銘柄を選んでいます。そんな筆者がプルーム・テックを吸った感想としては、3銘柄とも「軽い」印象。
紙タバコからアイコスへ移行した際には、アイコスだけにしても喫煙の満足感は十分に得られたのですが、プルーム・テックはタバコ成分が薄めなのか、喫煙した実感が少なめ。特に食後の一服は物足りないと感じます。紙タバコをプルーム・テックに完全に置き換えるには、満足感という意味で多少の敷居があります。
また、紙タバコは吸い込んだ際に、マックシェイクをストローで吸うような一定の「抵抗」があり、タバコ成分の摂取だけではなく、吸引感にも満足感のポイントがありました。
アイコスはその点はクリアしており、吸う際には紙タバコの抵抗感をある程度再現しています。これもアイコス人気の秘訣と言えるでしょう。
ところが、プルーム・テックは、吸い込むとマックシェイクを飲み干してしまった最後のスカり感のように、軽く吸い込めてしまいます。この点も満足感に欠ける要因と言えるでしょう。
しかしプルーム・テックには大きなメリットが!
ここまでプルーム・テックについて批判的なことを書きましたが、プルーム・テックにはアイコスにはない大きなメリットがあります。
●ニオイがほぼない
アイコスは喫煙の満足感とひきかえに、紙タバコほどではないにせよ非喫煙者が嫌悪感を示すニオイが発生します。その点、プルーム・テックはニオイがほとんど感じられません。試しに非喫煙者にニオイをかいでもらいましたが「なにも臭わない」という感想でした。また、喫煙した場所への残り香も皆無でした。
●煙が少ない
煙が少ないのは加熱式タバコ全般に言えることですが、プルーム・テックは顕著に煙が少ないです。吸い込んだ時と吐いた際にはほんの少し白い煙が見えますが、水蒸気なのですぐに消えてしまいます。そっと吸ってそっと吐き出せば、ほぼ見えないといっても過言ではありません。
●起動が不要
アイコスは喫煙を開始するまで4〜5秒の起動時間が必要でしたが、プルーム・テックは即座に喫煙が可能。起動が不要なので待つ必要がありません。
●好きな回数だけ吸える
アイコスのように「タバコ1本分」という概念がないため、ひとくちだけ吸って終わるもヨシ、満足するまで何回も吸うもヨシ。気分によって、吸い込む回数を調節できるのも魅力の1つです。
ニオイと煙が極小なのは代えがたい利点
プルーム・テックにはメリットもデメリットもあるというレビューをしましたが、やはりニオイと煙が極小というのは他に代えがたいメリットと言えます。
2020年の東京オリンピックに向けて、室内完全禁煙の風潮が高まっており、屋外でもろくにタバコが吸えないというご時世。愛煙家にとっては世知辛い世の中ですが、プルーム・テックのポテンシャルならば、受動喫煙で激おこの嫌煙家の皆さんにも許容頂ける可能性はあるように思えます。
プルーム・テックをオススメできる人としては、タールが少なめのメンソールの紙タバコを吸ってる人などでしょう。こうした方は、完全移行も可能ではないかと考えています。
逆にキツめのタバコをヘビースモーキングするような人は、シチュエーションによって紙タバコとプルーム・テックを吸い分けるのもありかもしれません。
ただし、プルーム・テックはあくまでもタバコ製品。20歳以下の人は喫煙できませんし、禁煙グッズでもありません。紙タバコの代用品として喫煙するものである、ということだけはご注意下さい。
▲パッケージにもその旨が記載されています!
関連;加熱式タバコの新勢力「プルーム・テック」ついに東京上陸! アイコスと首都決戦へ日本たばこ産業(JT)が販売するプルーム・テックはこれまで、福岡の一部の店舗とオンラインショップでしか購入することができませんでした。しかし、先日ついに東京でも購入が可能となり、愛煙家にとって注目の的となっています。
プルーム・テックを喫煙するには何が必要か?
プルーム・テックを喫煙するには「スターターキット」と「たばこカプセル」が必要になります。
これが「プルーム・テック スターターキット」だ!
プルーム・テックの本体部分とも言うべき「スターターキット」。価格は税込み4000円。このスターターキットには以下のものが内包されています。
▲左からPloom TECHバッテリー、USBチャージャー、ACアダプター
●Ploom TECHバッテリー
バッテリーを内蔵したいわゆる本体部分
●USBチャージャー
Ploom TECHバッテリーを充電するためのUSB充電器
●ACアダプター
USBチャージャーをコンセントに接続するパーツ
タバコのフレーバーがインストールされた「たばこカプセル」
▲Ploom TECHたばこカプセル。JTを代表する世界的な銘柄「MEVIUS」を採用
プルーム・テック専用の「たばこカプセル」は、タバコの成分が入ったカプセルが5個とカートリッジ1本が内包されています。税込みで1箱460円です。
▲Ploom TECHたばこカプセルの内包物
●たばこカプセル
タバコの成分が入ったカプセルが5個。カプセル1つで50回程度「吸う」ことができます
●カートリッジ
Ploom TECHバッテリーとカプセルを接続するためのパーツで中には水蒸気を発生させるためのリキッドが注入されています。リキッドはカプセル5個分程度入っています
▲フレーバーは現時点で3銘柄。メンソールが2種、レギュラーが1種。いずれも税込み460円
プルーム・テックはこう使う!
必要なものが揃ったところで、喫煙するまでの準備をご紹介します。
まずはバッテリーを充電します。USBチャージャーは一般的なUSB タイプA端子から給電ができるため、モバイルバッテリーやパソコンからも充電が可能となっています。
▲バッテリーは、このネジ穴にクルクルと回しながら装着
▲この状態で充電します。チャージャー表面のロゴが赤から白に変われば充電完了。これでプルーム・テックの「下半分」の準備はOKです
次に、たばこカプセルをカートリッジに取り付けます。と言っても、挿し込むだけなのでさほど手間ではありません。カプセル内のフレーバーが残量切れとなった際には、同様の方法で新しいカプセルと交換します。
▲カートリッジの差し込み口にカプセルを装填!
▲これでプルーム・テックの「上半分」の準備は完了
▲上半分と下半分をネジのように回して接続します
▲準備は全て整いました。後は吸うだけ!
プルーム・テックを実"煙"してみます!
では、プルーム・テックを実際に喫煙しています。プルーム・テックを喫煙する際には、アイコスのようにボタンを押して「起動」する手間が不要です。いきなりくわえて吸い込むだけ。ひとくち目からタバコ成分を含んだフレーバーが口の中に広がります。
▲吸い込んだ際にはタバコでいう「火」に相当する先端部分が青く点灯します。ここが点滅に変化するとカプセル交換、赤く点滅すると充電のタイミングです
プルーム・テック喫煙の感想
さて、実際にプルーム・テックを吸ってみた感想ですが、筆者は普段、タバコ成分が多目のセブンスターを吸っていまして、アイコスを吸う際には最もタバコ成分が多い銘柄を選んでいます。そんな筆者がプルーム・テックを吸った感想としては、3銘柄とも「軽い」印象。
紙タバコからアイコスへ移行した際には、アイコスだけにしても喫煙の満足感は十分に得られたのですが、プルーム・テックはタバコ成分が薄めなのか、喫煙した実感が少なめ。特に食後の一服は物足りないと感じます。紙タバコをプルーム・テックに完全に置き換えるには、満足感という意味で多少の敷居があります。
また、紙タバコは吸い込んだ際に、マックシェイクをストローで吸うような一定の「抵抗」があり、タバコ成分の摂取だけではなく、吸引感にも満足感のポイントがありました。
アイコスはその点はクリアしており、吸う際には紙タバコの抵抗感をある程度再現しています。これもアイコス人気の秘訣と言えるでしょう。
ところが、プルーム・テックは、吸い込むとマックシェイクを飲み干してしまった最後のスカり感のように、軽く吸い込めてしまいます。この点も満足感に欠ける要因と言えるでしょう。
しかしプルーム・テックには大きなメリットが!
ここまでプルーム・テックについて批判的なことを書きましたが、プルーム・テックにはアイコスにはない大きなメリットがあります。
●ニオイがほぼない
アイコスは喫煙の満足感とひきかえに、紙タバコほどではないにせよ非喫煙者が嫌悪感を示すニオイが発生します。その点、プルーム・テックはニオイがほとんど感じられません。試しに非喫煙者にニオイをかいでもらいましたが「なにも臭わない」という感想でした。また、喫煙した場所への残り香も皆無でした。
●煙が少ない
煙が少ないのは加熱式タバコ全般に言えることですが、プルーム・テックは顕著に煙が少ないです。吸い込んだ時と吐いた際にはほんの少し白い煙が見えますが、水蒸気なのですぐに消えてしまいます。そっと吸ってそっと吐き出せば、ほぼ見えないといっても過言ではありません。
●起動が不要
アイコスは喫煙を開始するまで4〜5秒の起動時間が必要でしたが、プルーム・テックは即座に喫煙が可能。起動が不要なので待つ必要がありません。
●好きな回数だけ吸える
アイコスのように「タバコ1本分」という概念がないため、ひとくちだけ吸って終わるもヨシ、満足するまで何回も吸うもヨシ。気分によって、吸い込む回数を調節できるのも魅力の1つです。
ニオイと煙が極小なのは代えがたい利点
プルーム・テックにはメリットもデメリットもあるというレビューをしましたが、やはりニオイと煙が極小というのは他に代えがたいメリットと言えます。
2020年の東京オリンピックに向けて、室内完全禁煙の風潮が高まっており、屋外でもろくにタバコが吸えないというご時世。愛煙家にとっては世知辛い世の中ですが、プルーム・テックのポテンシャルならば、受動喫煙で激おこの嫌煙家の皆さんにも許容頂ける可能性はあるように思えます。
プルーム・テックをオススメできる人としては、タールが少なめのメンソールの紙タバコを吸ってる人などでしょう。こうした方は、完全移行も可能ではないかと考えています。
逆にキツめのタバコをヘビースモーキングするような人は、シチュエーションによって紙タバコとプルーム・テックを吸い分けるのもありかもしれません。
ただし、プルーム・テックはあくまでもタバコ製品。20歳以下の人は喫煙できませんし、禁煙グッズでもありません。紙タバコの代用品として喫煙するものである、ということだけはご注意下さい。
▲パッケージにもその旨が記載されています!