優れた工業製品に共通する特長の1つを挙げるとすれば、それは「故障しない」ということが該当するだろう。どれだけ使いやすくても、すぐに故障してしまっては元も子もない。「故障しない」という信頼性の高さは消費者からの評価を勝ち取るための重要な要素の1つだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 優れた工業製品に共通する特長の1つを挙げるとすれば、それは「故障しない」ということが該当するだろう。どれだけ使いやすくても、すぐに故障してしまっては元も子もない。「故障しない」という信頼性の高さは消費者からの評価を勝ち取るための重要な要素の1つだ。

 日本車は「壊れにくい」として世界中で高い評価を得ているが、中国メディアの今日頭条は15日、歴史問題などを考慮せず客観的に評価すれば「日系車は確かにドイツ車に引けをとらない」と称賛する記事を掲載し、特に日系車が「簡単には故障しない」という点を称賛した。

 記事は中国のネット上では一部の中国人が「日系車は安全でない」、あるいは「日系車に乗ることは愛国に反する」などと主張していると説明したが、その一方で「非常に多くの中国人が日系車を選択し、購入しているのも事実」と指摘。ではこうした中国人消費者は日系車のどのような点を評価し、購入したのかと問いを提起した。

 この問いの答えについて、「中国人が日系車を選ぶのは、何と言っても確かなクオリティによる」と説明、「10数年前」のカローラやカムリ、クラウン、アコードなどを現在でも中国の路上で見かけることがあると指摘し、これは日系車のクオリティと信頼性の高さを裏付ける「目に見える証拠」だという見方を示した。

 多くの消費者が自動車に求めるのは何と言っても「故障しないこと」であるに違いない。忙しい生活のなかで、自動車の故障は非常に大きなストレスとなり得るからだ。また家族を乗せて運転する人にとっても、自動車が故障しないということは家族の命を保護することにも直結する。故障しないクオリティを提供できるというのは、地味かもしれないが消費者にとっては非常に大きな意味を持っていることがよくわかる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)