8日放送の「バラいろダンディ」(TOKYO MX)で、ラッパーで映画評論家の宇多丸が、JASRAC(日本音楽著作権協会)の方針変更に「ヤクザな手法」などと異議を唱えた。

番組では、JASRACが音楽教室での楽曲の演奏に著作権使用料を徴収すると決め、波紋を広げている問題を取り上げた。JASRACは、ピアノを弾くことが不特定多数の人、または特定かつ多数の人に向けた演奏行為にあたると判断。音楽教室側は反対運動をしていく考えだ。

宇多丸はJASRACについて、プロのアーティストとして「お世話になってます」と断った上で「確実にこれはやりすぎでしょ!」と今回の方針変更には異論を唱えた。宇多丸は「音楽人口を育てるための教室でしょ?」と音楽教室の存在意義を確認した上で、「子どもたちに音楽を教える場」からの徴収に「ぶっちゃけヤクザな手法ですよ!」と声を荒らげた。

たびたび批判されるJASRAC。宇多丸はこうした姿勢のために同協会への批判が止まらないのだとし、「アーティスト側にもやっぱり批判的な人はいます」と、管理を委託する側の一部からも反感を買っている実情を明かした。

また宇多丸は、音楽教室で使用されるような楽曲の権利者は、「今さら(徴収)する必要のない人たち」だと推測し、「これを求めてる人が、(音楽を)作っている側にいるとは思えない」と断言。同協会の今回の方針転換の真意を問われた宇多丸は「チョー仕事熱心なんじゃないですか!?」とオブラートに包んで表現し、スタジオの笑いを誘っていた。

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