ドミノ・ピザ ジャパンがピザの配達にトナカイを使う準備を進めています。降雪時の配達方法としてほかの案も検討されましたが「現実的ではない」という判断になり、“トナカイデリバリー”が採用されたといいます。

トナカイの採用理由は

 ドミノ・ピザ ジャパンは2016年11月17日(木)、厳しい寒さや雪のなかでもスムーズにピザを届けられるよう、「降雪デリバリー対策室」を設置し、さらに配達にトナカイを使う準備を進めていると発表しました。

 通常、ピザの配達には主にバイクが使われていますが、降雪時には走れなくなることも。そのような場合に備え、今回、“トナカイデリバリー”が導入されようとしています。


北海道石狩市に設置された「ドミノ・ピザ デリバリー総合研究センター」で、トナカイを活用したデリバリーの方法が検討されている(写真出典:ドミノ・ピザ ジャパン)。

 ドミノ・ピザ ジャパンによると、配達用自動車を首都圏に導入する案やスノーモービルは、導入や維持に莫大なコストがかかったり制約が多いことなどから「現実的ではない」という判断に。一方、トナカイは寒さに強く、雪道に沈むこともなく、最高速度は80km/h。さらに軽車両登録となるため運転免許も不要であることから、新たな配達方法として採用されることになりました。

「冬の時期にトナカイがピザをお届けするワクワク感」も採用した理由としています。

 現在は北海道石狩市の「ドミノ・ピザ デリバリー総合研究センター」にて、飼育員の監修のもと、安全面、運用面においての最終調整が行われています。

【画像】ピザを届けるトナカイのイメージ


ピザを届けるトナカイのイメージ。背に載せられた「ピザBOX」は変わる可能性も(画像出典:ドミノ・ピザ ジャパン)。