缶コーヒーなのにお値段400円以上! 「ミル挽き珈琲」ボトル缶が生まれたワケ

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一風変わった缶コーヒーを新宿区の自販機で見かけた。なんと400円という強気なお値段! スタバの本日のコーヒーでもショートサイズで280円だ。間違って購入されないように、他のドリンクとは仕切られているのもユニークだ。
これは気になる…いったいどんなコーヒーなのだろう? 詳しく知りたくなったので、このコーヒーを製造するメーカー・トーヨーベンディングへ問い合わせてみた。



1杯ごとに豆を挽く自販機を開発した会社


――トーヨーベンディングさんがどういう会社なのかを教えて下さい。
昭和40年代から自動販売機の運営事業を開始し、その後、当社独自のカップ型自動販売機「ミル挽き珈琲アドマイヤ」を開発、現在は高速道路をはじめ、オフィスビルや病院等で美味しい珈琲やオリジナルのドリンク類を販売させていただいております。



――主にどのような商品を手掛けているのでしょうか?
ミル挽き珈琲はもちろんのことバンホーテンココア、バナナショコラ、リッチチョコなどお子様や女性にも喜んでいただけるメニューが充実していますので、ぜひお試しください。  





――「ミル挽き珈琲 ボトル缶」について製品化に至るまでの経緯と、商品の特徴を教えて下さい。
選び抜いたキリマンジャロ100%の珈琲豆を使用した、挽きたて、淹れたての珈琲の味を様々なシチュエーションで楽しんでいただきたいとボトル缶の開発に着手いたしました。ボトル缶史上、最高に美味しい珈琲を時間をかけて開発しました。




――400円といえば、スタバのコーヒーよりも高い金額です。いったいなぜこの金額設定にしたのでしょうか?
400円いただくだけの価値の材料を使いました。きっとご満足いただけるものと思っております。※サイズは2種類あります。275グラム・400円、385グラム・450円(税込)です。

――ターゲットはどの層ですか?
珈琲愛好家のすべてのお客様です。

――ユーザーの声などあれば教えてください。
「美味しくてびっくりした」「このコーヒーを買うためにここに来ているのよ」というお声を多数いただき大変うれしく思っています。

――ミル挽き珈琲ボトル缶は通販もされていますが、ユーザーからしてほしいという要望が多かったのでしょうか?
その通りです。ありがたいことにご要望をたくさんいただき、始めました。

――自販機に入っているところを見かけることは少ないですが、ミル挽き珈琲ボトル缶は主にどんな場所で販売されているのでしょうか?
高速道路のサービスエリア・パーキングエリアの売店やオフィスビルなどに設置している自動販売機で販売しております。
詳細はホームページ http://www.mirubiki-coffee.jp/
またはフリーダイヤル(0120-170-522)までどうぞお気軽にお問合せください。

――今後の展開予定などあれば教えてください。
カップ型自動販売機同様に、皆様に末永くご愛飲いただけるようブランドを育てていきたいと考えております。

それでは実際に飲んでみることに




こちらがミル挽き珈琲ボトル缶(275グラム)400円だ。

フタには「振らないで」の文字が。開けてみると、ふわっとコーヒーのいい香りが立ちのぼる。

キリマンジャロを100%使用しているということだが、キリマンジャロ特有の酸味は強すぎず、バランスの取れた味だというのが一口目の感想だ。飲みやすく、飲んだ後に口の中にコーヒーの余韻が広がる1杯だ。
グラスに開けた時よりも、ボトルから直接飲んだ方がコーヒーの香りをダイレクトに感じられて、より美味しさが楽しめるような気がした。



だまって出されたら、ボトルコーヒーだとわからないかもしれない。高速道路のサービスエリアの売店、自動販売機や通販で購入することができるので、この味をぜひ確かめてほしい。

(すがたもえ子)