【夢占い】吉凶を占う!足にまつわる夢4つ

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・・・私は何か怖いものに追いかけられているのです。それは人間だか何だかわかりません。すごく速く、二本足で走るものです。大きな日本家屋の中を夜、複数の人と逃げています。私がびびって座りこんでしまうと、そいつは私の体の中に花火を打ち込みます。とても痛くて、じりじりと体を焼いてめり込んでくるのです。

これは筆者の著作で紹介した当時20才の女子大生の見た不思議な夢です。筆者が怪我や事故に注意をするように促したその日、彼女は校内で階段を踏み外し、足首を捻挫してしまいました。足にまつわる夢は、健康状態や日常生活への強い警告になっていることがあります。ではこのようなシンボルのいくつかをご紹介します。

■スリッパや靴下の夢

前回「お風呂にまつわる夢」のコラムで、サウナでスリッパが脱げる夢を見た会社員がその日階段から落ちて怪我を負った・・・という予知夢の実例を紹介しましたが、スリッパは室内履きで、屋外の歩行には適しません。主にスリッパや靴下のまま屋外を歩いているイメージは、基礎体力の低下や日常生活に注意力が欠けている状態を警告します。また、片方の靴下をなくすイメージは、身近な人との関係や恋愛関係の停滞、不仲の兆候をあらわすことがあります。反対に、新しい靴下を買う・履いてこれから出かけようとしている夢は、対人関係の好転を暗示します。

■足跡の夢

屋内で人や動物の足跡を見る夢は、予期せぬトラブルの暗示になることがあります。対人関係のトラブルや思いがけない損害に注意が必要です。室内の天井にある足跡なら、健康トラブルにも注意をはらってください。また、足跡を見つける夢は、油断や不注意による損失や対人関係から生じる損害を暗示することがあるので気をつけてください。

■裸足の夢

・・・外国の広場のようなところにいて、足元にたくさんの小さな動物の死骸が転がっています。ネズミかイタチのような動物です。私は踏みつけないように慎重に歩いています。でも私は裸足なので、それを蹴散らすことができないまま踏みつけてしまいます。「ぶにゅっ」とした気持ちの悪い感触が足の裏に伝わり、そのたびに私は「ひーっ」と声を上げていました。

これは30代の女性の夢ですが、この夢を見てから数日後に思いがけずインフルエンザにかかってしまったそうです。裸足で歩くのは自身の無防備な身体の象徴です。動物の死骸や汚物などを踏むのは体調不良、急激な健康トラブルを暗示することがあります。

■足だけが印象的な夢

冒頭の実例のように、足だけが印象的な夢は、足腰に関するトラブルの凶兆になります。これは以前のコラムで紹介した「手」だけが現われる夢と同様、不吉な事態の兆候になることがあります。ただし、足のようなものがあらわれる夢や自分の足が余分に増えている夢などと違い、自身の足が長くすらりと伸びているイメージ、早く走ることができ、足元がとても軽快なイメージは対人的な運気アップ、活力アップをあらわし、思いがけない出会いや巡りあわせを暗示します。トラブルの暗示になることが多い夢の中でも、特に足がきれいになる夢は吉兆になります。

■足にまつわる夢からのメッセージ

・・・私は自分の靴を探します。靴屋の前を通りながら、いい靴はないかと探していたり、靴を買おうと選んでいたりしますが、自分が履いているものはますますおかしなものになっていきます。ついには、ゴム草履から裸足になってしまいました。実はこの時期、私には婚約者がいました。しかし、結婚退職の準備をしていながら、婚約者とは別に離婚歴のある年の離れた男性と付き合っていました。ひどく罪悪を感じながら、このまま結婚してよいものかどうか迷いつづけ、結局は婚約解消をしてしまいました。

これは筆者の著作で紹介した当時20代女性の見た夢です。探している靴のイメージは対人的な相性と彼女の新しい人生の歩みへの準備、その迷いや精神的な試行錯誤をあらわしています。最終的に、自分にしっくり合った靴が見つからず、裸足になってしまう・・・。これらのイメージには予定されていた新しい人生の歩みを捨ててしまう、彼女の心境の著しい変化があらわれています。

(梶原まさゆめ/ライター)