学生の窓口編集部

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ツナ缶やお寿司のネタとしてなど、いまや世界中で大人気の魚といえばまぐろ。しかし、イギリスメディアの「Metro」によると、なんと現在アメリカでまぐろとして流通しているものの約3分の2がまぐろではなく、違う魚であるという事実が発覚したようです。

非営利団体の「Oceana」によると、スーパーやレストランなどで、まぐろとして出されている商品のうち59%がアブラソコムツと呼ばれる深海魚の一種であることがわかりました。しかも、この種類の魚は、人間が消化できない脂肪酸をエサとしており、それによって危険なレベルの下痢を引き起こす可能性があるため、食べる際には注意が必要な魚であると言われています。
なんと、アメリカで出回っているまぐろの3分の2はマグロじゃない
今回「Oceana」がアメリカに流通している1200個以上のツナ缶をテストした結果、アブラソコムツ以外にもタラとマスがツナ缶の中から見つかったようです。
中でも、南カリフォルニアで一番違反が多く、50%以上のツナ缶にまぐろが含まれていなかったとのこと。また、寿司レストランなどの場所のうち70%以上で不当表示の魚が使用されていたことも今回の調査で発覚したというから驚きです。

ちなみに、日本では厚生労働省が食品衛生法によってアブラソコムツの販売を禁止しているため食卓やレストランで口にする心配はないようですが、アメリカを訪れた際にまぐろを食べる機会があればきちんと確認してから食べる方がいいかもしれません。

もし、escolarという表示を見つけたら、アブラソコムツのことなので、気を付けるようにしましょう。

http://metro.co.uk/2015/06/30/two-thirds-of-tuna-isnt-actually-tuna-5273218/