日本一の高さを誇る名峰・富士山。この山の北西麓には、およそ4キロ四方にわたって手付かずの原生林が広がっている。青木ヶ原樹海--通称「富士の樹海」だ。散歩や洞窟散策を楽しめる観光地の側面もあるが、いわゆる “負の名所”としても知られている。そんな不気味な森に20年以上通い続けるルポライター・村田らむさんが『樹海怪談』を上梓した。本記事では、樹海に存在する「謎の宗教施設」に潜入した際のエピソードをお届けする