◆西武1―5ロッテ(28日、ベルーナドーム)最後の速球は渾身(こんしん)の142キロだった。7回、引退試合に臨んだ西武の増田達至は先頭の岡大海との対戦だけを予定して登板。ルーキー時代から長くバッテリーを組んできた炭谷銀仁朗がこの回からマスクをかぶった。粋な計らいに戦友のミットをめがけて真っすぐのみを投げ込んだ。岡にはライナーで左前打を運ばれ、ライオンズ一筋12年のプロ生活に終止符を打った。最後がヒッ