「生きて戻ってきてほしい」。記録的な大雨に見舞われた石川県・能登半島では24日、家族や消防が不明者の捜索を懸命に続けた。21日の災害発生から3日となり、生存率が急激に下がるとされる「72時間」が経過。家族らの表情には疲労もにじむ一方、停電や断水が続く地域では、元日の地震以上の苦境を訴える声も出ている。同県珠洲市真浦海岸沿いで旅館を営む池田幸雄さん(70)は21日、旅館のすぐ横を流れる川にのまれ