中国との国境に接する北朝鮮の三池淵(サムジヨン)は、朝鮮民族の聖なる山である白頭山(ペクトゥサン)を擁し、故金日成主席が抗日パルチザン活動の拠点とした(とされる)地域で、北朝鮮の正史では故金正日総書記の生誕の地とされるなど、聖地中の聖地と言うべきところだ。近年は、金正恩総書記が旗振り役となって大規模な再開発が行われ、「高原文化都市」へと生まれ変わったと宣伝されている。そんな三池淵で凶悪な殺人事件が