日本は慰安婦問題にどのように対応すべきか。前駐オーストラリア特命全権大使の山上信吾さんは「非人道性を強調する慰安婦問題は、謝罪や補償をしても、それで終わる保証が一切ない。日本の外交官は、任国で常日頃から人間関係を構築しつつ、要人が韓国側のナラティブに一方的に染められないようにする必要がある」という――。※本稿は、山上信吾『日本外交の劣化』(文藝春秋)の一部を再編集したものです。オーストラリア・アッ