1932年3月に出された朝鮮総督府農事試験場彙報には、作物別の栽培地域が記された地図が掲載されている。例えば、ジャガイモは咸鏡道(ハムギョンド)、燕麦は現在の両江道(リャンガンド)、そして小麦は黄海道(ファンヘド)と平安南道(ピョンアンナムド)で集中的に栽培されていた。(参考記事:北朝鮮の15歳少女「見せしめ強制体験」の生々しい場面)一方で稲はほぼ全土で栽培されていたものの、慶尚道、全羅道、忠清道で9割