オブエザ・エリザベス・アルオリウォさん。通称、エリザベス。入管問題に関心のある人や携わっている人なら、たとえ面識はなくても、彼女の名前やその活動について、耳にしているのではないかと思う。エリザベスさんは1991年、祖国ナイジェリアに残るFGM(女性性器切除)という風習の強制を逃れて来日した。自身が難民申請中の「仮放免者」という、不安定かつ不自由な地位にありながら、出入国在留管理庁の収容施設や刑事施設に収