国土交通省の統計によると、昨年10月の訪日外国人観光客数は、コロナ前の2019年10月の100.8%となる251万6500人となり、コロナ明け後で初めてコロナ前を上回った。各地では、「オーバーツーリズム」と呼ばれる、受け入れ能力を超えた数の観光客が押し寄せる状況が起きている。これを受けて、外国人観光客に限って宿泊料、入場料を高く設定する「二重価格制」の議論が高まっている。価格を高く設定することで外国人観光客数を抑制す