大規模災害では、自治体が体育館や公民館を避難所として開設する。一時的な滞在で済めばよいが、自宅が被災して住めなくなれば、当面の生活の場となる。仮設住宅の建設は、時間がかかる。その間、ホテルや旅館が「2次避難所」として提供される。2024年元日に起きた能登半島地震でも、多くの被災者が2次避難所を利用している。東日本大震災では、津波や東京電力福島第一原発の事故で、突如ふるさとを追われ避難を強いられた人が大勢