短時間に大量の電波を放出する「高速電波バースト(FRB; Fast Radio Bursts)」は、その正体やメカニズムなどに多くの謎があり、現在でも研究が続いています。マッコーリー大学のStuart Ryder氏などの研究チームは、高速電波バースト「FRB 20220610A」が発生した銀河を探索した結果、今から80億年前の宇宙で発生したものであることを突き止めました。地球からFRB 20220610Aの発生源までの距離は112億光年 (※) であり、これは観測