「貧血」とは血液中の赤血球の数が減って、体内に十分な酸素を送ることができなくなった状態のことを言います。腎臓は尿を作るだけでなく赤血球をつくるように促すホルモンを産生しているため、腎臓の機能が低下した慢性腎臓病(CKD)になると、このホルモンが十分に産生されず「腎性貧血」になります。今回、その腎性貧血について、筑波大学腎臓内科の服部晃久先生にお話しを伺いました。 著者:服部 晃久(筑波大学附属病院