ボーナスの不支給は不合理な格差には当たらないーー。今年10月、「非正規格差」をめぐる複数の事件で最高裁判決が言い渡された。そのうちの1つ「大阪医科大事件」では、正職員と仕事内容は一緒だったとして、ボーナスを求めていた元アルバイトの原告が敗訴した。事例に沿った判断で、一般論は示されていないものの、格差是正の流れが後退しないか、影響が懸念されている。ただ、世の中を見まわしてみると、まだ少数ではあっても非