国際社会の経済制裁が、北朝鮮の人々の暮らしに深刻な影響を与えている。それは、住めるだけで特権層扱いとなる首都・平壌の市民であっても変わらない。市内の市場は相変わらず人で溢れかえっているものの、現金がないため、モノは一向に売れない。それでも、商売を諦めて市場を去る人が続出している地方に比べればまだマシだ。このような状況の中、平壌で貧しい暮らしを強いられている人々は、幹部やトンジュ(金主、新興富裕層)