北朝鮮の北部山間地に住んでいた40代男性。家族の暮らしを双肩に担い、数十年に渡って密輸を続けてきた彼は、変わり果てた姿となって家族の元に帰ってきた。そんな悲劇を両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋が伝えてきた。事故が起きたのは6月10日。道内の普天(ポチョン)郡の樺田里(ファジョンリ)に住む40代の男性は、30キロもの銅くずを入れたリュックを背負って、国境を流れる鴨緑江を渡ろうとしていた。ところが