2018年は無期転換ルールの本格化、同一労働同一賃金で初の最高裁判断、働き方改革関連法の成立と、対応に追われた人事担当者も多いのではないか。本稿では今年1年間の人事動向を振り返っていく。(文・溝上憲文編集委員)人手不足を反映し、2018年は過去最高の有効求人倍率となった。有効求人倍率は今年5月以降、1.6倍台が続き、9月は1.64倍となり、1974年以来の高水準となった。正社員も1.14倍で過去最高となった。生産年齢人