政府の発表した「過労死等防止対策白書」には、週労働時間60時間以上の雇用者の割合を現状の7.7%から2020年までに5%以下にするなど「過労死等の防止のための対策に関する大綱」の目標が記載された。週労働時間が60時間以上の雇用者の割合は、2003年、2004年の12.2%をピークとして緩やかに減少しており、2015年は8.2%、2016年、2017年は2年連続して7.7%だった。「過労死等の防止のための対策に関する大綱」(以下、大綱)